うさぎの改造録

あくまで趣味の日記です

CompTIA A+試験レポート

お久しぶりです。うさぎです。

今回はCompTIA A+の受験レポートを書いていこうと思います。

Comtia A+って何?

そもそもCompTIA A+って何?っていう話ですが公式サイトによると、

ITキャリアの第一歩は、CompTIA A+で始まります。

CompTIA A+は、IT運用のスキルを強化する認定資格です。CompTIA A+を取得することで、ユーザーが使用しているデバイスに関係なく、セキュアに必要なデータにアクセスできる環境を提供/維持するスキルを修得できます。
CompTIA A+は、世界中のITプロフェッショナルのキャリアをより一層強固なスキルでサポートします。

だそうです。

日本ではあまり人気がないらしくTwitterとかで軽く調べてもほとんど情報がなく、この試験特化の参考書すら存在しません。

詳しい試験形態や概要

難易度

難易度はまあ比較的に優しいかな~といった印象です。
ITキャリアの第一歩を自称しているだけあって基礎知識がしっかりしていれば大丈夫だと思います。
SGにもっと専門的(特定のOSの操作など)な知識を求められているという風に考えておくとわかりやすいかなって感じ。

試験はCore1とCore2の二種類!

この試験は2つの分類に分かれており、それぞれ「CompTIA A+ 220-1001(Core1)」「CompTIA A+ 220-1002(Core2)」と呼ばれます。
注意しなければならないのは両方とも合格しないと資格取得にならないという点です。

両方とも出題の傾向が違うのでくわしいことは公式サイトの表を確認してください。

料金

高いです。
現在の値段だと31,787×2=63,574円もします。ひえー。
ベンダーの試験を受けるのが始めてだったので正直びっくりしましたがこんなものなんでしょうかね?

問題の翻訳について

もともと英語の試験を翻訳しているので翻訳について不安に思われると思いますが、けっこう翻訳のクオリティはいいと思います。
たま~に変な文が出てきますが原文(英語の問題)に切り替えて表示できたので、どうしても怪しかったら自分で翻訳すれば問題ないかなって感じでした。

あとジョーがやたら出てきます。

更新

この資格は3年の有効期限があるようです。
更新の方法はいろいろあるようですが、個人的には3年後にはもう使わなそうだしいらないかな~って感じだったのであまり詳しく調べていません。

CBT方式

試験はCBT方式です。

ITパスポートやSG午前問題と同じ4択の選択肢で回答する形式が主で、数問シミュレーション問題(パフォーマンスベーステスト)がありました。
このシミュレーション問題がなかなかの曲者で、iOSWindowsの設定画面を模したものが実際に出てきて指定された動作を行うというものです。
これに関しては実際に実技で経験を積むしか攻略法は無いと思います。
幸いにも私はこんなブログを書いているくらいですからよっぽどマイナーな設定を指示されない限りは大丈夫なので、ある程度自信はありました。(実際に正解していたかどうかは…)

公式サイトにどんな感じの問題が出るのか例題がありました。

こんな感じです。実際には日本語で表示されるので安心してください。

オンライン試験について

私は自宅付近の試験会場に直接出向いて試験を受けましたがオンラインで自宅でも受験できるようです。

オンライン試験に関しては実際にやったわけではないので別の情報を調べてください。

勉強方法

これに関してはなんとも言えないです…
私の通っている学校に対策の講義があったのでそれで勉強しましたが、ろくな問題集や教科書もなく(ただプリントが挟まれただけのファイルが配られる)
延々とスライドをだまって見つめてるだけだったので勉強方法としてこれっていうのが無いんですよね…

ただSGと共通している知識を問われる問題が多かったので、SGの合格を一つの目安として捉えるといいかもしれません。
あとは、自作PCをしているとある程度知識的に有利かな~って思います。

試験レポート

おまたせしました。ようやく本題です。
今回とある企業様の支援で約60,000円かかる試験費用を負担していただけるということで実際に受けて無事合格できたのでレポートとしてまとめたいと思います。

試験に持っていったもの

記述問題などはなかったので身分証だけでした。
身分証は2つ以上必要なようです。有効な組合せは予約ページに書いてあるのでよく確認して持っていってください。
私は学生証とマイナンバーカード(いずれも顔写真付き)を持っていきました。

会場についたあと

会場についたあとは受付の方に指示を受けて予約を確認したあと身分証を提示し、同意書にサインをしました。
今まで取ってきた資格と大きく違ったのは顔写真の撮影と電子署名があったことでした。
顔写真の撮影はどうもうまくいかなかったらしく2,3回取り直しました。
電子署名は小さなペンタブのようなものにペンで自分の名前を記入するだけです。

ロッカーに荷物をしまったあと部屋に入る前に計算用?メモ用?にホワイトボード(というかラミネート加工された白い紙)とペン2本を渡されました。
もし使い切った場合は部屋にある呼び出しのボタンを押せば追加でもらえるようです。

ちなみに結局使わずに返却することになります。

そして入室する…

のですがここでメガネを外してレンズの表と裏を見せるように指示されました。
カンニング防止のためでしょうが今までの試験でそんなことはなかったので結構驚きました。

試験環境

40台のPCが並んでいる部屋に各PCに仕切りが設けられている部屋でした。
モニター、キーボード、遮音用のイヤーマフ、呼び出し用のボタン、今回の試験では使いませんでしたがヘッドセットがありました。

試験開始

席につくと係の方の操作でテストが開始するのですが、まずは利用規約に同意することになります。
色々と規約が表示されますが試験と直接関係あるのは試験時間、問題数、合格点数でしょうか。

試験の画面では右上に残り時間と問題数が表示されているので時間配分に気をつけてください。
ただし私がやった限りではCore1も2も時間にはかなり余裕がありました。焦らなくても大丈夫です。

試験の問題は当然詳しく書くことはできませんが、シミュレーション問題→4択といった形式でした。

基本的に右クリックはロックされていてメニューは呼び出せませんでしたが(Windowsのシミュレーションでは右クリックの動作もシミュレートされていました。)Ctrl+C、Ctrl+Vのショートカットは使えたので覚えておくとミスが減るかもしれません。

あとは他のCBT試験と同じように問題の付箋機能などがついていたので有効活用しましょう。

あとこれは本当にどうでもいい話なのですが、2つ隣のPCで受けていた方が5分に一回のペースで大あくびをしてほんっとうに迷惑でした。
音が出ないように静かにやるならまだしもわざわざ声を出しているので集中力が削がれるのなんの…
イヤーマフを付けたお陰で途中からは気になりませんでしたが皆さんは前日の睡眠はしっかり取って他の方の試験の迷惑にならないように気をつけましょう…

試験終了後

試験が終わるとアンケートが表示されます。
学歴や職業、試験の費用がどこからでているかや、これは国際的な試験としては当たり前なのかもしれませんが人種の選択もありました。

12問のアンケートを回答すると結果が表示されます。
この時点で合格かどうかがわかります。CBT方式のいいところですね。

試験が終了すると青画面が30秒ほど続いてログイン画面になって終了なのですがここにきてポンコツをやらかします。

「あれ?このまま部屋からでていいのか?」

はい、アホです。ちゃんと入室前に確認しておけばよかったのにここに来て焦ります。
でも試験時間の表示は消えているしいいんだよね?と思いながら一応呼び出しボタンで確認してから退出しました…

みなさんも試験が終わったあとの動きは入室前に確認しておきましょう…

無事部屋を出るとスコアレポートとしてA4用紙4枚が渡されました。
間違っていた問題(問題自体ではなく例えば「Windowsのディスクフォーマット形式を正しく理解できている~」みたいな感じ)がまとめられていました。

最初に撮影した顔写真はここに印刷されていました。

間違っていた問題一覧は2枚めの途中で終わっていて残りは証明書の申請方法等が書いてありました。

感想

一言でいうと結構楽しい試験でした。
というのもSGはざっくりとしたセキュリティの理念や構造を問われますがComptia A+では、実際のOSの操作などがあったので今までの経験が問題として出てきたのが申請だったからです。

日本では知名度もあまり高くないので持っていて意味があるのかはわかりませんが興味がある人は受けてみてください。

現在は無事Core2も合格して証明書の郵送待状態です。
届いたら追記しようとおもいます。
それでは、またいつか。